西荻のデニースにいる。先週の火曜日もここにいて今日と同じ日替わりプレートを食べた。日替わりなのに毎回同じだ。
昨日は昼間の勤務が終わった後、別のバイトのシフトにも入った。22時閉店で、そこから掃除したりレジ締めをして23時に上がる。一緒だったキッチンの人がおにぎりをにぎってくれて、持ち帰って家で食べた。バイト先の店には何店舗かあって、その人は少し遠い店舗からヘルプで来てくれていたようだった。歳を聞かれ、23ですと答えると息子と同じくらいだと言っていた。昔から、歳がだいぶ上の人とのほうが上手く話せる。うまく話せるというか、慣れている。旅館業だった実家に年配のお客さんが多かったからだと、とりあえず理由づけている。
やわらかいとか、おだやかとか、やさしいとか言われることがたまにあって、それはそれで確かに間違っていないとも思うのだけれど、自分としては言われるたびに少しポカンとする。僕は多分自分のことばかりを考えていて、だから相手への反応が少ないだけだと思う。それが、人からみるとそういう印象にうつることがあるのかもしれない。どこか漂白された自分だけが周りに伝わっているのではないかというもどかしさがある。
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高校のときの友達が近くに来ているらしく、来るかもしれないのでまだデニーズにいる。新卒で就職した会社をやめて、いま新しい仕事を探しているらしい。それで面接をうけに東京に来ている。自分の欲望に忠実に生きて幸せになってね、としか言葉をかけられない気がする。老人かつ赤ちゃんのような人。会うとイライラして冷たい言葉をかけがちなので気をつけたい。
