2024.2.7

昨日、『ゴースト・トロピック』という映画を見た。同じ監督の『Here』と続けて2本。一昨日の雪がまだ家の周りには残っていて、昨日も冷たい雨がぽつぽつと降っていた。寒かった。

映画の音をきいていて、新幹線にのっているときみたいだと思った。新幹線にのると、車窓から、街が遠くに見える。この遠さ。足音や、服の擦れる音、そういう小さくて些細な音が聞こえるけれど、近くではなく、どこか遠くから眺めているようなかんじがした。そうやって世界や自分から浮き立って、眺めるようなことが、できるといいと思う。そのときの眺めもまた、信じていいものだと思う。