サイゼやマックに行くと中学生か小学校高学年くらいの集団がよくいる。ほとんどの場合同性のみで構成されたグループで、男女混合のグループというのはあまりみない。こういうふうにチェーン店でたむろする仲間というのは、部活が同じ人たちなのだろうか。帰りのタイミングや休みの日の予定が同じになるのは部活が一緒の子だろうし、なんとなく日焼けの程度が同じような肌の集団をみて、そんな気がしてくる。
「山田太郎ものがたり」というドラマが昔あって、小学生のころ好きだった。内容を細かく覚えているわけではないのだけど、夜の10時くらいから放送だったか、それを布団の中からみてよく泣いていた記憶がある。そんなに感動するようなものだっただろうか。
山田太郎ものがりは学園もので、二宮和也演じる山田太郎が主人公。ここでも、いわゆるいつめんというか、仲良しグループみたいなものがあって、確かそれは男女混合の四人とかだった気がする。その四人の友情のようなものに憧れがあった。いつも行動をともにするけれど、彼らは同時にいつもひとりであるように見えた。
ここまで書いて本当にそうだったか不安になってきた。もしかしたらそんな四人組はなかったかもしれない。
